※本記事の画像のうち一つに間違いがあります。どこか分かるかな?
昨年末に安物の中華製ゲーミングキーボードに手を出して後悔した事がきっかけで高級ゲーミングキーボードに手を出しました。
高級ゲーミングキーボードに手を出すきっかけになった出来事については以下の記事で記してあるので、暇な方はぜひ読んでみて下さい。
HyperX Alloy Origins Core というゲーミングキーボードに手を出した。
僕が人生で初めて手を出した高級ゲーミングキーボードは、キングストンのゲーミングブランドHyperXから発売されているHyperX Alloy Origins Coreというものです。
このキーボードの詳細なスペックを以下に載せておきます。
製品名 | HyperX Alloy Origins Core |
キースイッチ | HyperX Red メカニカルスイッチ |
バックライト | RGB |
オンボード フラッシュメモリ |
3プロファイル |
接続タイプ | USB Type-C – USB Type-A |
ケーブル長 | 1.8m |
アンチゴースト | 100%アンチゴースト |
キーロールオーバー | Nキーロールオーバー |
押下圧 | 45g |
触覚 | リニア |
アクチュエーション ポイント |
1.8mm |
キーストローク | 3.8mm |
キースイッチの耐久性 | 8000万回 |
ポーリングレート | 1000Hz |
重量 | 約900g(ケーブル含む) |
本体サイズ | 360 × 132.5 × 34.5mm (W × D × H) |
その他 | |
発売日 | 2019年12月2日 |
価格帯 | ¥12,932~¥15,867 (2020年5月11日時点) |
昨年に発売されたHyperX Alloy OriginsのTKL(テンキーレス)版になり、価格帯12000円~15000円くらいで購入できます。
僕はアマゾンタイムセール時に購入したので12000円くらいで手に入りました。
メカニカルキーボードの基本的な知識
見出し画像が目立ち過ぎではないかって??
ごめんなさい一度でもこういった事がしたかったんです(笑)
今回購入したゲーミングキーボードは、数多く存在する種類の中でもメカニカルキーボードと呼ばれる部類の物になります。
また、メカニカルキーボードはキースイッチの種類によって押し心地が全く異なってくるため、何も下調べせずに購入すると自分の思っていた使用感とは異なる物を手にしてしまう事も少なくないようです。
最初はキースイッチについての知識が全く無かったので色々調べてみたところ、どうやらドイツのCHERRY社が製造しているCHERRY MXスイッチが最もメジャーであるとのこと。
CHERRY MXスイッチには大まかに分けて四種類のキースイッチが存在しており、赤軸、茶軸、黒軸、青軸の4つが特に有名です(本当は他にも種類がありますが、メジャーなやつだけに留めておきます)。
ここから先はそれぞれ4つの軸についての簡単な説明に移りますが、そんな知識くらい既に知ってるという方はサーッと飛ばしちゃって下さい。
赤軸スイッチの特徴
CHERRY MX社が提示している赤軸スイッチの仕様は以下のようになります。
◆クリック感:なし
◆押下圧:45cN (cN : センチニュートン, 1cN ≒ 1.0197g)
押下圧45cNなので、グラムに直すと45.88g
約46g の力で押せる仕組みになっています。
メカニカルキースイッチの中では少ない力でタイピングする事ができ、またスイッチを押した時のクリック感が一切無いため、押した時の感触はスコスコしています。クリック感の無い感触の事をリニア触感と言ったりもします。
他の軸に比べて軽く、クリック感が一切無いことから打鍵時の爽快感には欠けますが、軽い力でスイッチを押せる事から長時間のゲームでも指が疲れにくいという特徴があり、PCゲーマーの間では人気の軸となっています。
もちろんパソコンで文章を打つ事の多い職業の方々にとっても、軽い力で文字をタイピングできる事から長時間の文章入力に向いている軸です。
しかしメリットばかりではなく、押下圧が軽い事の弊害としてタイピング中に意図しないキーに指が軽く触れてしまっただけで誤入力が起きてしまう可能性が高いため、キースイッチを強めに打鍵するような方はかえってタイピングミスが増えてしまう事に注意が必要です。
茶軸スイッチの特徴
◆クリック感:あり
◆押下圧:55cN
赤軸スイッチに比べて押下圧が若干重めであり、スイッチを押し込んだ際に途中で引っかかるような感触があります。
赤軸のように軽すぎるという事もなく、黒軸のように重すぎないのでバランス重視の軸となっており、文章執筆、ゲーミング用途なんでもこなせる万能なキースイッチです。
丁度いい押下圧とクリック感により打鍵感が優れているため、文章を打ったりゲームしたりする時に独特の気持ち良さを感じられるとのことです。
黒軸スイッチの特徴
◆クリック感:なし
◆押下圧:60cN
大まかな4つの軸の中では一番重たい軸になります。クリック感は赤軸と同じく、ありません。
押下圧が重い事から、指の力が弱い人だと長時間のゲーミングで指が疲れる可能性が高いため、ゲーム用として購入する際は注意が必要な軸となります。
指の力が強く、タイピングする時に強めに打鍵する方にとっては丁度いい押し心地となっているようです。
また文章をよく打つ人にとっては、押下圧が重めである特徴から指が他のキーに軽く触れてしまった際の誤爆入力を防ぐ事ができるというメリットがあります。
基本的に黒軸はゲーミング用途よりも、しっかりした力で打鍵しつつ文章を執筆していきたい人に向いている軸です。
青軸スイッチの特徴
◆クリック感:あり
◆押下圧:60cN
◆カチカチ音:あり
4つの大まかな軸の中では打鍵感、爽快感が最も高い軸になりますが、打鍵時の音も一番うるさいです。
押下圧が黒軸と同じく重め、その上クリック感があり、さらにカチカチとした音までするようになっています。
このカチカチとした音とクリック感に病みつきになってしまう人も多く、軽い力でスイッチを押せない仕様なのにも関わらず人気が高いため、ゲーミングキーボードで敢えてこの軸を選択する人が結構居るようです。
タイピング時の気持ちよさと、カチカチッ!とした音の爽快感を感じたい人には丁度いいかもしれませんが、周りの人にとってはただうるさいだけだと思われる事が多いため、人が居る環境で使用する場合は注意が必要です。
またゲーム中にボイスチャットで仲間と話す機会が多い人にとっても、ヘッドセットマイクが青軸特有のカチカチ音を思いっきり拾ってしまう事があります。
人によってはこの音を極端に嫌う人が居るため、4つの軸の中では最も注意が必要です。
HyperX Alloy Origins Core の使用感
ここからはHyperX Alloy Origins Coreの使用感について項目別に書いていきたいと思います。
ゲーミングキーボードと言えばRGBバックライトの仕様に関しても気になるとは思いますが、本記事では使い心地の面に特化して記事を書いていきます。
キースイッチの打鍵感
HyperX Alloy Origins Core で採用されているキースイッチの仕様は以下の通りです。
◆キースイッチ:HyperX Red メカニカルスイッチ
◆クリック感:なし
◆押下圧:45g
◆キーストローク:3.8mm
◆アクチュエーションポイント:1.8mm
◆耐久性:8000万回
キーストローク、アクチュエーションポイント、耐久性以外はCHERRY MX 赤軸とほぼ同じ仕様となっています。
僕はCHERRY MX赤軸スイッチを触った事が無いため、打ち心地の比較ができないのですが、打鍵感としては本当に軽めで、特にスイッチの押し始めにおいて柔らかい感触がします。
底打ちするほどキーが重たくなっていきますが、底打ち状態を維持してても指が疲れてくるほど反発力は強くないので、ゲーミング用途では全く問題なく使えます。わざわざゲーミングを謳ってるので当たり前か(笑)
押し始めが特に柔らかい感触があるので、キーを底打ちせずに軽い力で撫で打ちした際のヌルヌル感がかなり病みつきになります。
そしてキースイッチを強めに叩いて底打ちした時の感触もかなりいい感じでして、強めに叩いても病みつき、軽めに叩いても病みつきです。(何回病みつき言ってるんだか)
打鍵音に関しては他のブロガーさんが既にYouTubeで上げてたりするので、調べて頂ければすぐにどんな感じの音か確認できるかと思います。(聞いていて心地の良いスコスコ音、底打ち音、反発音です)
ちなみにCHERRY MX 赤軸だとHyperX Red キースイッチほどキーを押した際のヌルヌル感が無く、スイッチをゆっくり押していった際に若干ザラつくような感触があるそうです。また、キーの反発力もCHERRY MX 赤軸の方が若干強めらしいです。
そのため、CHERRY MX 赤軸の打鍵感を期待して購入した結果、想像していた感触と違ってガッカリしたというレビューをAmazonで見かけたりもしたので、CHERRY MX 赤軸キーボードの打ち心地に慣れている人が本キーボードに乗り換える場合は先にお近くの家電量販店等に出向いて試し打ちしてみてから判断する事をお勧めします。
その他細かい仕様
キーストロークとアクチュエーションポイント
キーストロークとアクチュエーションポイントがCHERRY MX製に比べ、それぞれ0.2mmだけ浅くなっています。(キーストロークとはスイッチを底まで押した時の移動距離、アクチュエーションポイントはキーを押した時に入力したと判定されるのに必要な距離です)
CHERRY MX製の軸に比べてほんの少しだけ浅い位置にアクチュエーションポイントが設定されているため、ゲーミング用途においては他のCHERRY MX 赤軸キーボードを使用しているプレイヤーに比べてほんの僅かに反応速度面で有利との事です。
またキーストロークもほんの少しだけ浅いのでボタン入力時の移動距離が削減され、そのおかげかキースイッチの耐久性も8000万回とかなり高いです。(CHERRY MX製の軸は5000万回)
ちなみにアクチュエーションポイントが浅すぎるとキーに軽く触れただけで誤爆していまう事も多くなるため、文章執筆用途には向かなくなります。(アクチュエーションポイントの浅いゲーミング特化の特殊な軸については本記事で説明しません。)
しかしHyperX Red スイッチに関しては、浅すぎる事もなく深すぎでもない丁度いい塩梅だと僕自身は感じたため、ゲーミング用途だけでなく文章入力作業にも問題なく使えています。
全面フルアルミボディ&脱着可能なケーブル
他に素晴らしいなと思った仕様としては、全面フルアルミボディ、脱着可能なケーブルといった点でしょうか。
分かりやすくするため、以下に全キーキャップを外して真上から撮影した写真と裏側の写真を載せておきます(クリックで拡大)。
キーボードは通常、外装がプラスチックで覆われているのが当たり前だと思いますが、さすが高級ゲーミングキーボードは違いますね。
全面アルミで覆われているため、持った際に表面がヒンヤリしており、かつ多少手荒に扱ったくらいではビクともしなさそうな頑丈さがしっかりと伝わってきます(この点は他のブロガーさんも超絶賛していた所です)。
またケーブルが脱着式なのが地味に嬉しく、机を掃除する際などにケーブルを外してキーボード本体のみを避けておく事が可能です。そしてキーボード自体に付着したホコリ等を掃除する際にも非常に便利だと思いましたね。
まとめ
中華製の安物ゲーミングキーボードをきっかけに手を出す事になってしまった高級ゲーミングキーボード HyperX Alloy Origins Core ですが、安物キーボードとは全く違う打ち心地、疲れにくさ、心地よさがたまりません。
記事中では説明しませんでしたが、RGBバックライトに関しても非常に秀逸です。
ゲーミングキーボード史上ではおそらくトップクラスの綺麗さを誇ると他のブロガーさんらに紹介されているだけあって、暗闇での視認性が半端なく良いです。もちろん昼間でもはっきり分かるほど綺麗に発色します。
ゴミみたいな中華製キーボードとは雲泥の差です(コスパのいい良質なキーボードを開発していらっしゃる中国の会社を批判しているわけでは無いのでご了承下さい←)。
基本的にキーボードはPCに付属してくるタイプの安物でも十分って人は結構居るかと思いますが、高級キーボードに乗り換えた時の感動は相当のものがありますので、本記事を読んでくださった事を機会に自分に合ったキーボード探しの旅に出てみてはいかがでしょうか。
P.S 高級ゲーミングキーボード沼に嵌った
高級キーボードと安物キーボードの打ち心地の違い、品質の違いに感動し、もう新しいキーボードを買い換える事は無いだろうと思っていましたが、その考えは甘かったようです。
実は本記事で紹介したキーボード、現在はタンスの奥に眠っています(オイ・・・
HyperX Alloy Origins Coreを購入した事をきっかけに、もっと値段の高いキーボードだったらどんな感じなんだろうという抑えられない好奇心が芽生えてしまいました(爆)
決してこのキーボードに何かしら気になる欠点が見つかったとか、そういった理由で買い替えたわけではないんです。
純粋にもっと上のランクのキーボードが気になってしまった・・・だたそれだけのことです。
貯金が少ないにも関わらず、好奇心に負けてしまって2万5千円以上する高級キーボードに手を出してしまいましたよ。ゲーミングキーボード界最強と言われているあのブツを・・・。
多分ゲーミングキーボードに興味を持って読まれている方々にとっては、僕が何に手を出してしまったか大体想像付くかと思います(笑)
そのキーボードについてのレビュー記事も書いていこうかな・・・ホント何してるんやろうな。
続き↓
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