幼少期に真珠腫性中耳炎を2回患い、鼓膜の奥の骨を摘出した話

中耳炎は危険 病気

僕は幼少期の頃、真珠腫性中耳炎という病気を2回患いました。

真珠腫性中耳炎とは、鼓膜の一部が奥に入り込んでいく病気です。

どんな感じなのかは、Google画像検索でもすれば分かりますが、調べるのはあまりおすすめはしません。

この病気を放置しておくとどうなるかというと、鼓膜の奥の骨が破壊されて難聴になったり、ひどくなると耳周辺の神経がやられ、めまい、顔面神経麻痺、細菌性髄膜炎など様々な疾患の原因になったりします。

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真珠腫性中耳炎を2回患った

どういうわけか、僕は右耳でこの病気を2回も患いました。

1回目は右耳の奥がやけに痛く、耳鼻科で見てもらったら真珠腫だと診断されました。

手術しないといけないと言われたので入院して手術したのですが、鼓膜の奥にある蝸牛に音を伝えるための『耳小骨』という骨が既にいくらか破壊されており、右耳の聴力が完全に戻ることは無いと言われました。

退院までには約2週間程度かかり、その間は右耳に詰めてあるガーゼを毎日交換したり、手術跡の糸を毎日少しずつ抜糸していきました。

無事退院することができましたが、医師に言われた通り、右耳の聴力は少し弱くなっていました。

その1年後くらいに、再び右耳に違和感を覚えました。

痛み方が似ていたので同じ病気だと思い、親に報告しました。

急いで耳鼻科に連れて行ってもらったら、またしても真珠腫性中耳炎でした。

今回は進行がかなり酷く、中耳にある耳小骨を全て取り除かないと再発を防げないって言われた覚えがあります。

そして人生2度目の入院&手術を行い、右耳の鼓膜の奥の骨は全て摘出されてしまいました。

それ以来再発することは無くなったのですが、右耳の鼓膜から蝸牛へと音を伝える骨は無いため、聴力は左耳の半分程度しかありません。

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なんか耳がおかしいと思ったらすぐに耳鼻科に行って下さい

最初は骨を全部取ってしまったら音が聞こえなくなると思っていましたが、蝸牛さえ残っていれば完全に聴力を失うことは無いみたいです。

医師によると、あともう少し手遅れだったら蝸牛までも影響を及ぼし、右耳の器官全て取り除くことになってたかもしれないと説明を受けた記憶があります。

今では右耳が聞こえにくいのが当たり前なので、自分自身特に違和感を感じてることは無いです。

しかし誰かに呼ばれた時は、呼ばれる方向によっては音がうまく拾えなかったりすることがあるので、そういった点で苦労することは今でもありますね。

耳の病気は本当に怖いので、耳に違和感があればすぐに耳鼻科に行って検査してもらうことをおすすめします。手遅れになったら遅いので。

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