ネットで稼ぐ方法を調べていると、大抵の場合は情報商材というものにたどり着くと思います。
このような商品は、通常では考えられないくらい高額な値段で売られていたりする事がほとんどです。
例えば、本屋で見かける書籍等は一番高いものでも4000~5000円くらいだと思いますが、情報商材になると安くて4000~5000円、高いもので10万円近くするのです。
ただの文字情報が詰まっているだけの商材をそんな高額な値段で買う人なんて居ないと思うかもしれません。
しかしその分だけ商材ページのセールストーク、値段設定が巧みで、ついつい購入してしまいそうになる仕掛けや罠が張り巡らされていたりします。
そういったものについ反応してしまい、気づいたら購入ボタンを押してしまう人も居たりするのです。
僕自身も、めちゃくちゃ高額にも関わらずうまい口に乗せられて購入してしまった経験があります(この出来事に関する記事は後ほど紹介します)。
今回は高額な情報商材でよく見られる値段設定パターンについて書いていきたいと思います。
元の値段よりも圧倒的に安い値段を提示するパターン
◆本来であれば30万円のところを、皆さんに幸せになってもらいたい一心で79800円で販売致します!
◆本当は10万円以上の価値があり、そのくらいで売ろうかとも考えておりましたが、なるべくたくさんの方々の手にお届けするには少々高すぎるなと思いました。そのため思い切って29800円で販売致します!
◆本教材は6000円で販売致します。飲み会を1回我慢するだけで買える値段です。しかし本教材の内容を考えると30000円くらいしてもおかしくありません。飲み会を1回我慢するだけで手に入る内容ですからよく考えることをお勧めします。
こういったパターンは本当によく見かけます。
下手したらこのパターンしか見かけないこともあります(笑)
元の値段よりも圧倒的に安く見せることで、購入時の心理障壁を減らす効果があります。
気をつけないといけないのは、大抵このパターンでは本来の値段相当の価値なんて無いということです。
ほとんどの場合は最初から割引後の価格で売ろうとしています。
本来の値段設定なんて、有って無いようなものなのです。
酷い商材になると割引価格相当の価値すら無いものまであります。
この手法は詐欺師もよく使ってくるので注意しておきましょう。実際に僕もやられたことがあります。
その出来事に関する記事を以下に紹介しておきます。よければ読んでみて下さい。

9800円、39800円など、四捨五入するとキリのいい値段になるパターン
・10800円
・9800円
どっちを購入したいですか?
おそらく後者の方だと思います。
9800円の方が桁が1つ少なく、お得に感じやすいからです。
同じように以下のパターンも見てみましょう。
・40980円
・39980円
どっちの方が取っつきやすそうですか?
おそらくこれも後者だと思います。
39980円の方がギリギリ3万円台に収まっていてお得に見えやすいからです。
こういった値段設定は本当によく見かけます。
なるべくお得に見えるような値段設定にしておくことで、この値段なら買っていいかもしれない・・などと思わせやすくしているのです。
際どい値段設定とかになってくると99800円!などというのもあります。
10万円を超えるのは嫌だけど、それ以内なら何とか出せるかも・・・という心理につけ込んでいる値段設定になります。
このように、四捨五入するとキリのいい数字になるような値段であることがよくあります。
あと、これらの値段設定は大抵税抜き価格だったりします。結局キリのいい値段に収まらず、後で請求画面を見て後悔することになりやすいです。
今だけの特別価格です!と期間限定を煽ってくるパターン
◆通常であれば入塾料20万円なのですが、現在は急遽塾生を募集している期間ですので最初の30人に限り50000円になります!枠が無くなると元の価格に戻りますので入塾を考えている方は今がチャンスです!
◆本教材は48時間限定で20000円で販売致します。本来であれば10万円以上してもおかしくない内容であるため、ずっと割引価格のままだとすぐに教材の情報が知れ渡ってしまう可能性があるからです。
◆決断を下すスピードが早い人ほど結果を出しやすいというデータがあります。そのため、当教材を今から5分以内に購入してくださったあなたにだけ半額の30000円で販売致します。5分を過ぎてしまった場合はいかなる理由があろうとも通常の60000円で販売させていただきます。
人は今だけしか手に入らないという緊急性、希少性に弱い傾向があります。
そのため、こういった性質を巧みに利用して購入者を焦らすことでコンバージョン(取引成立)に結びつけようとするパターンが多いです。
情報商材のLP(ランディングページ)の上に時間制限が付いていたりしますよね。
また高額塾の案内とかになってくると、今あたかも入塾生が殺到しているかのように人数枠がリアルタイムで減っていくのも見られますよね。
実際のところ時間制限なんて本当は無いことの方が多いですし、人数枠の減少も単なるプログラムで仕組まれた数字の演出であることが圧倒的に多いです。
ネットリテラシーの無いお年寄りや、情報商材のことをほとんど知らない者達は、ただの演出であることに気づかず慌ててお金を払ってしまうことがあるかもしれません。
情報商材販売ページで緊急性を煽ってくるパターンはもれなく詐欺認定して逃げてもいいくらいなので、本当に気をつけて下さい。
まとめ:購入するのであれば自分にとって本当に必要か考えてからにしよう
ここまで高額な情報商材が売られる際の値段設定パターンについて自分が知っているものを書いてみました。
ネット上で見られるこういった商材の中には本当に役に立つ素晴らしいものもあったりするとのことですが、残念ながら9割以上詐欺商材だとも言われています。
中身はスカスカ、当たり前すぎることしか書かれていないなど、高額な値段を付ける事自体に問題がある商材がほとんどを占めているのが現実です。
現在ではインフォトップなどの情報商材を専門に取り扱うサイトがあり、一昔前に比べると商材の質は上がったようですが、それでも詐欺商材の被害に遭う人達は後を絶たないようです。
そのため、もしあなたが何かしら情報商材を購入したいという気持ちに駆られてしまったら、
◆何故その商材を買いたくなったのか
◆うまい口に乗せられてないか
◆値段設定は本当に妥当か
◆ネット上の評判はどうなのか
これらをちゃんと自分で調べてみるようにしましょう。
その上で自分にとって本当に必要な物だと感じたのであれば、後はあなたの意志にお任せします。
ただし『なんか怪しい』『胡散臭い』『本物だという自信が無い』などと思うのであれば買わないようにしましょう。
コメント