ブラック企業の新入社員になったばかりの時に辛かったことや鬱に感じたこと

鎖に繋がれた男性 オピニオン(考えたこと)

僕がとあるブラック企業の新入社員になったばかりの時に辛かったこと、鬱に感じたことをまとめてみました。

ブラック企業に入ってしまった新人さんには共感できることもあるかもしれないので、一度読んでみてはどうでしょうか・・。

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ブラック企業に新人で入った時辛かったこと、鬱だったこと。

無駄に朝早く起きなければいけないこと

学生時代は基本的に朝9時ぐらいに起きてのんびりと大学まで足を運んでました。

朝早い時間帯に必修科目がある時はさすがに7時くらいには起きてましたが、昔から朝が苦手なことは自分で分かってたので、朝早くに受講する必要のある選択科目はなるべく取らないようにしていました。

研究室も基本的に始業が遅く、かつ遅刻しても基本的に何も言われない程ゆるい研究室を選びました(遅刻が大丈夫というのは想定外でした)。

そんな大学生活を送っていた状態から新卒でとある会社に入社したのですが、入社して早速社会人の洗礼を浴びました。

初日は朝6時起きで会社に向かい、簡単な研修を受けたのですが、夕方5時くらいになってようやく帰宅できるようになった際、上司から『次の日は始業時間より1時間早く来い』との命令が・・・。

家から会社までそこそこ遠いこともあり、朝5時前くらいに起床してご飯を掻き込み、会社へ向かいました。

その日は確か夜9時くらいまで働かされ、労働時間は昼休みを除いても13時間くらいだった記憶があります。

社会人だからこのくらい働かされて当たり前なのかな・・・本当にしんどいな・・・体力持つかな・・・などと思っていましたが、これは序の口でした。

なんとその次の日から『朝5時までに会社に来い』との連絡・・・・。

マジで意味が分かりませんでした。

でも、その時間帯から始めないと仕事が片付かないからだそうです。

なのでしぶしぶ朝3時くらいに無理矢理起きて会社行ってました。

大学時代とは全然違う生活リズムには本当に気が狂いそうでした。

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嫌でも車を運転しなければならないこと

僕は一応車の免許を持っていますが、今は全く乗っていません。

車に乗るのが怖いからです。

しかし社会人になると嫌でも車を運転させられるハメになります。

僕は教習所でも路上教習でビビりまくり、時速50キロは出さないといけないような道路で30キロ未満で走ってしまい、教官からもっとスピード上げろって怒鳴られたこともあります。

そのくらい車を運転することに恐怖を感じてしまうのです。

それでも免許くらいは持ってないと社会人としてやっていけないと親からも周りからも言われまくったので仕方なく免許センターに通ってました。

しかし僕自身の判断スピードの遅さ、注意力の無さが露骨に出てしまい、何度か怖い思いをしたせいもあって、車に慣れることができませんでした。

しかし何故か全ての試験には都合良く1発合格してしまい、普通に免許を取得できてしまいました。

教習中にはミス連発しまくってたにも関わらずです。

入社する前までは親に隣に乗ってもらって運転の練習をしていたのですが、どんなに練習しても状況判断スピードが追いつかなかったり、ちゃんと見ないといけない箇所を見過ごしたりして何度か危ない目に遭いそうになりました。

そのたびに親に何度も怒鳴られ、『もう運転したくない』『こんな鉄の塊を動かすなんて恐ろしいにも程がある』なんて考えては落ち込んでいました。

そんな状態にも関わらず、入社当日にはどうしても車で行かなければならなくなったため、仕方なく車で会社に向かいました。

会社では『免許持ってるなら車運転しろ』って言われるから、恐怖心をこらえて頑張って社用車を運転していました。

運転している間は本当に恐怖に押しつぶされそうで辛かったですね。

運転してればその内慣れるとか言われたりもしましたが、僕はどうしても慣れることができませんでした。

こんな状態でよく事故らなかったなと今でも思います。

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残業が長すぎて家に帰れないこと

僕の通っていた会社では早出残業、深夜残業は当たり前でした。

早出と深夜のコンボもしょっちゅうあり、16~17時間労働になってしまうことも珍しくありませんでした。

このくらい会社に拘束されてしまうと自由な時間なんて全くありません。

家でゆっくり休む暇もありません。

それでも働いてる先輩社員は『これが当たり前だから慣れるまで頑張れ』などと、到底助言とは思えないような励ましをしてきました。

体力が続かないこと

僕は人生で一度も体育会系の部活に入ったことも無ければ、自分から体を鍛えたという経験もありません。

そのため一般的な社会人に比べてもかなり体力が低いです。

こんな状態で社会の荒波に揉まれると当然体力が追いつきません。

夕方の時点で体が疲れて頭も働かなくなり、常に視界がボヤケていました。

そのような状態から深夜まで重労働、会議などに参加させられましたが、特に会議で配られる資料の文字が全く頭に入って来ず、議論の内容も一切耳に入ってこないため、重要な情報を聞き漏らすことが何度もありました。

研修期間なのに誰も教えてくれないこと

僕の通っていた会社では新入社員に手取り足取り教えるという風習は一切無く、何の説明も無しに突然現場に連れていかれます。

現場に着けばさすがに仕事内容の説明があるかと思いきや、それすら一切無しで急に放り出されます。

新入社員完全放置プレイです。

とりあえず先輩社員が作業しているのを見て、何か手伝えることはないかどうか考えて行動するしか無いのです。

さすがに突っ立てるだけだとまずいと思い、近くの先輩に手伝える仕事が無いか尋ねてみたりしました。

それで手伝える仕事を貰えればまだマシなのですが、大抵の場合『他の人に尋ねてみて』と言われて終わりなのです。

仕方なく他の先輩に尋ねても『ちょっと忙しいから他の人から仕事貰って』などと言われ、たらい回しにされたりもしました。

ようやく手伝える仕事が見つかったとしても、大体2~3時間ルーチン作業をして全部終わってしまえば、また完全放置状態に逆戻りです。

そこから再度、手伝える仕事が無いか先輩に尋ねて回る苦行が始まります。

最初からやるべき仕事の説明があるだけでも全然違うと思うのですが、それすら無く新入社員を現場に放置プレイする会社は本当に理解できませんでした。

嫌でも嫌な上司に会わないといけないこと

直属の上司がブラックの典型みたいな人で、常に嫌な緊張感を漂わせていました。

いつも何かにイライラしているような感じで、他の部下に何かキレ気味で話しかけているのを何度も見かけたことがあります。

僕に対しては『新人らしさが無い』『社会人としての常識に欠けている』『当たり前の事が出来ていない』『現場で無駄にウロチョロしてるのは一体なんなんだよ』などと嫌味罵倒を繰り返してきました。

いつも部下に対する注意が曖昧で、具体的に何がいけないのか教えてくれなかったりしました。

教えて下さいと言おうものなら『自分で考えて分からないのか』などと余計に嫌味を言われる始末でした。

こんな上司と毎日会わないといけなかったので本当に苦痛でした。

よく分からないプロ意識とやらを押し付けられること

直属の上司からよく『社会人になったら新入社員と言えどプロの一員。甘えは一切許されない』的なことを言われていました。

新人のうちはミスしてしまうのはしょうがないし、当たり前だと思うのですが、この上司はいつも

『新人だからってミスは許されない。』
『新人だから許して貰おうなんてプロ意識が足りてない。』
『ミスが許されるのは学生まで。』
『客からしたら新人かどうかなんて一切関係無い。新人だから長く勤めているプロみたいに出来ませんというのは通用しない。』

などと嫌味を言ってきました。

この理論にはどうしても納得がいかず、一度だけ我慢できずに言い返したことがあるのですが、『新人といえどもプロはプロなんや!』『社会人になる前にアルバイトで仕事の要領を身に付けてこなかったお前が悪い!』『社会は甘くねえんだよ!』と言い返されて終わりでした。

このようなよく分からない抽象的なプロ意識とやらを強制されるのは苦痛でしかありませんでした。

辛い事を話しても『それが当たり前だ』『甘えすぎ』などと言われること

大学時代の生活とは一気に環境が変わったため、生活リズムに体がついていけてませんでした。

本当に辛くて頭がボーッとして集中出来ない時に、『もっと集中してやれ!』『トロトロしてる暇は無いぞ!』『お前さっき俺が言ったこと忘れたのか!?』などと言われまくりました。

辛すぎて頭が働きません、体中が痛いです・・などと弱音を吐こうものなら、『そんなの新人だから当たり前!慣れるまで頑張るしかないだろ!』と言われました。

それでも無理して頑張った結果、体調を一気に崩してしまい、精神的にも限界が来ていたため、1ヶ月持たずに辞めることになりました。

この時は辛さが極限状態で、下手したら社内で暴れてしまってもおかしくない精神状態だったのですが、周りは一層僕のことを腫れ物のような感じで扱ってきました。

すぐに弱音を吐く新人、みんな我慢してることすら耐えられない軟弱な奴、などと思われているようでした。

この出来事は、僕の人生の中で精神的に辛かったことベスト3に余裕で入りますね。

学生時代に部活をしなかったという理由だけで頭おかしい奴扱いされたこと

僕は小中高と部活に入ったことがありません。

自分にとって興味のある部活が無かったことと、周りに合わせて部活に入って無駄な時間を消費したくないという思いから帰宅部を貫いていました。

そのことについて会社の上司から

『何故部活すら入らなかった?』
『基本的な上下関係すら出来てないのは部活してなかったからか?』
『ずっと帰宅部だったなんて何考えて生活してたんだ?』

などと小馬鹿にしてくるような態度で言われました。

『子供の時は何かしら部活に入って活動するのが青春だ、お前は人生損してる』などと持論を展開される始末でした。

僕にとっては学校から早く帰宅して、一人もしくは友人とゲームで遊んだことが青春そのものなので、ただの脳筋おじさんの意見なんか押し付けられたくないと思いましたね。

まとめ

今回書いた僕の体験は、もしかしたらブラック企業の中では酷すぎる事例なのかもしれないし、まだまだ序の口レベルであるのかもしれません。

僕は1社しか経験していないので、もしかしたら他にもっとマシな会社があるのかもしれません。

しかしこの体験のせいで社会復帰したくないという思いが強くあります。

まあこの理由以外にも、元々働きたくなかったというのもあるんですけどね。

だからこうやってパソコンで記事書いてます。

『お前は社会人経験浅すぎ!』
『もっと他にいい会社あると思うから普通に就職して働け!』

などと思う人も居るかもしれません。

それでも働きたいとはどうしても思えないので、ネットビジネスするしか無いと思ってます。

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