僕がまだ中学生だった頃の事です。
当時の僕は数学が苦手で、毎回の定期テストでは100点満点中20~30点・・・・実力テストになると10~20点程度しか取れないような感じでした。
しかし、ある事がきっかけで数学のテストで安定して70~80点取れるようになった事があります。今回はその事について書いていこうと思います。
数学が苦手だった僕が数学を得意になるまでの過程
中学3年まで数学における重要な概念を理解していなかった。
僕は中学3年の夏休み前くらいまで、数学ではよく使う非常に重要な概念を全く理解していませんでした。
出来た問題というのは、最初の方に必ずと言っていいほど出題される、加法、減法、乗法、除法のような簡単なものだけでした。
僕が当時全くできなかった数学の問題としては以下のような感じのやつです。
『Xに2を代入し、Yの値を求めなさい』
『次の方程式を解いて出た値を〇〇の式に代入し、Yの値を求めなさい』
おそらく普通に勉強ができたあなたからすれば、これが理解できない人なんて居るのかって思うかもしれません。
しかし実際にそんな人って居るんですよね。僕みたいな(笑)
本当にしょうもない事なんですが、数学では必ずと言っていいほど使う重要な概念を全く理解できていなかった事が原因であると今考えれば分かります。
中学3年の夏休みから塾に通う事にした
中学3年の夏休みのことです。
僕は自分自身の学力が数学に限らずあまりにも低すぎること、そのせいで周りから馬鹿にされたりすることが多くて悔しかったこともあり、塾に通うことを決意しました。
そして、塾の先生に数学の問題を解かされた時、前の見出しで提示したような問題が出題されました。
もちろん、僕はその問題を解けず、解答用紙は空白のままでした。
そして先生に白紙の空欄の解答用紙を見られた際、こう言われました。
「◯◯君?一体この問題の何が分からないんだ?言ってみなさい」
僕は正直に答えました。
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「代入ってなんですか?」
その途端、周りに居た塾生が一気に爆笑しました。
どうやら中学3年にもなって代入の概念が理解できてないことが、それほど面白かったようです。
この瞬間、僕は学校だけでなく、塾でも馬鹿にされるんだろうかと思い、とても不安になった記憶があります。
塾の先生は周りに静かにしなさいと注意した後、次のように言いました。
「Xに2を代入しなさいって言われたら、Xを2に書き変えるだけでいいんだよ。
だから、素直にXを2に書き変えて、Yの値を求めてごらん」
代入の意味を理解するだけで一気に視界が開けた
先生の言う通りに解いてみたら、今まで出来なかった問題がすんなり解けてしまいました。
すごく拍子抜けしてしまったのを覚えています。
こんな簡単な問題で今まで躓いていたなんて・・・と。
その日以降、代入の意味を知った僕は数学のテストで70~80点台を安定的に叩き出せるようになりました。
代入の意味を知っているか知らないかだけで、それほど点数が変わってしまったのです。
僕が数学のテストでそこそこの高得点を取れるようになったのは、塾の先生に代入の考え方を教えてもらったことがきっかけでした。もう20年ほど前の思い出です。
まとめ
中学校の数学テストって、設問で問われてる意味さえ理解できればすんなり解けてしまうものが多かったと思います。
それほど言葉の意味を正しく理解するのは重要なんだなと思わされた出来事でした。
そのおかげで数学以外の教科でも受験まで約半年しかない短期間で成績アップし、なんとか大学進学校に入学できたという過去があります。
勉強ができなかったりする原因は単に言葉の意味を理解してなかったりすることが多いので、そこを理解すればおのずと何をどう勉強すればいいかが見えてくると思います。
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